生爪と硬爪(オニ爪)の違い、チャックの各部名称(Tナット・ジョーナット・生爪など)、
生爪が取り付けられる機械(スクロールチャック、油圧・エアーチャック、パワーチャックなど)をご説明します。
生爪と硬爪の違い
生爪
生爪は、切削性が良く磨耗し難い(45C~50C)材料で焼入れしていない生材です。したがって加工物に合わせて爪を成形して、芯出しをして加工物を把握します。精度の必要な加工向きです。


成形削り

硬爪
オニ爪とも呼ばれる硬爪は、靭性のある材料で焼入れ処理をしてチャックに合わせ研磨で同芯仕上をして加工物を、そのまま把握して作業ができます。主に加工物の荒加工用で仕上げ加工には不向きです。



生爪解説ムービー
チャック各部名称


主たる生爪使用機械
汎用旋盤、NC旋盤他にマシニングセンター、ボール盤、フライス加工等にも使用されます。
(手締め式)


スクロール分割型
生爪使用可能チャック
スクロール
分割型
生爪使用可能
チャック



(高爪等別作可能)

スクロール一体型
生爪取り付かないチャック
スクロール
一体型
生爪取り付かない
チャック




















